気迫が足りない民進「野田」、公明は高評価 テレビ討論「政治家発言」採点
公明、維新
テレビ政治の良い点は、数の力はなくとも、少数派が世論を味方につけ、大きな影響力行使のチャンスを与えられうることにある。
公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(65)は、何と石破茂・前地方創生大臣(60)氏と並ぶ70点の高評価。
ただ、これは、
「シナリオが頭にあり、その通りに読んでいる安定感はある。バックグラウンドミュージックのような存在で、発言をそのまま起こすと文章になる」(丹羽准教授)
といったパッとしない理由によるもの。
むしろ、その斉藤氏が、
〈共産党は防犯カメラ設置にも反対してきました〉
〈共産党員が市長の狛江市では、16年間、市内の公道に防犯カメラが設置されない異常事態が〉(6月18日NHK「日曜討論」)
など、ちょこちょこ宿敵・共産党の批判を入れてくるのが面白いのである。
同じく「日曜討論」でよく見る日本維新の会の馬場伸幸幹事長(52)は、平均62点だが、
「印象に残らない」(丹羽准教授)
「“早朝のテレビ番組を見て、いっぺんに目が覚めたんですけど”“8月に盆踊りをするように会期末になれば”など、国民に合わせた言葉を選択してすばらしい」(米ユタ大学の東照二教授・言語学)
など評価が分かれた。
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