「石破茂」70点「下村博文」69点… 政治家テレビ討論、最高点は
“暗い”“守備の職人”下村幹事長代行
他方、首相側近として、また、口下手の二階幹事長に代わって、自民党批判の“防波堤”の役割を果たしてきたのが、下村博文・幹事長代行(63)。この方、意外と言っては失礼だが、69点の評価だった。
6月17日の日本テレビ「ウェークアップ!ぷらす」でも、
〈(共謀罪法強行採決は)ルールで認められていること〉
〈(加計(かけ)学園について)総理が早く進めようとか便宜を図れとかいうことはまったく発言していない〉
など原則論を繰り返し、野党から集中砲火を浴びていたけれど、
「防戦の政局においては、下村さんは意外にテレビ向きなのかもしれません」
とは、先の川上教授。
「下村さんは表情に乏しく、暗い。ちょっとした冗談も言えない。しかし、それが感情的にならず淡々と討論しているように見えた。ポーカーフェイスなわけです。安倍首相は国会論戦で野党に野次を飛ばすなど、感情をむき出しにして批判を浴びていますが、これを見習うべき。ホームランは打たないけれど、守備の職人と見ました」
単に下村氏が鈍感というだけかもしれないが――。怪我の功名である。
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