「石破茂」70点「下村博文」69点… 政治家テレビ討論、最高点は

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口を“へ”の字に

 小池氏と並び、この手の討論番組に引っ張りだこなのが、石破茂・前地方創生大臣(60)。

「安倍一強」の中、自民党議員として、総理にジャブを浴びせられる貴重な存在。「ポスト安倍」を睨んだ政治的な距離の取り方だとしても、重宝されるのである。

 実際、石破氏は、6月25日TBS「時事放談」で、豊田真由子代議士について問われ、

〈私が幹事長をやった時、当選した方です。責任は私にもあると思っています〉

 と“反省”。安倍総理の国会での野次についても、

〈それは(野党議員が)腹立たしいことはありますよ。でも、その向こうには国民がいる。その人たちに向かって言ってはいけないことがある〉

 と“謙虚”な姿勢が垣間見られて、平均70点の高得点。

 拓殖大学の丹羽文生准教授(政治学)は、

「失言がないように、言葉を選んで話している一方、批判をはぐらかしたりしません。本質論を話すので、なるほどな、と思わせてしまいます」

 と褒めるが、一方で、

「“石破さんって頭は良いけれど人として好きになれない”とよく聞くんです」

 とは、ハリウッド大学院大学の佐藤綾子教授(パフォーマンス学)。

「安倍さんより知性を感じますが、マイナスなのは感情がこもったような話し方をしないこと。だから、言葉遣いは丁寧ですが、一段高い所から冷たく評論しているように聞こえてしまうのでしょうか。左右の口角を下げており、口を“へ”の字にしているため、いつも不愉快そうな印象を与えてしまう」

“見た目”も政治の一部である。

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