テレビ討論「政治家発言」採点表 二階幹事長、小池都知事側近に低評価

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テレビ討論「政治家発言」採点表(1)

「テレビ政治」が定着して久しい昨今。画面の中での片言隻句が選挙の行方を左右することもしばしばだが、では、先の都議選に至る各党幹部のそれはどうだったのか。テレビ討論での「政治家発言」を採点してみると、真っ当な評価、意外な評価が相半ばして――。

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〈テレビのワンシーンは、新聞の一万語に匹敵する〉

「非自民政権が生まれるように」と部下に指示したとされ、証人喚問されたテレビ朝日の椿報道局長は、常々周囲にそう述べていたという。彼はその“力”を悪用し、地位を失ったが、それから四半世紀。インターネットの普及によっていささかかげりはあるにせよ、冒頭の言は現代でももちろん通用する。

 さる代議士によれば、

「テレビに出てうまく話せた時は、自分の選挙に大きな影響力がある。ビラを配る何十倍の効果でイメージがアップします。一方、失言をした時は、党に火の粉が振りかかる。だから出演が決まった後は、とにかく資料を集め、徹夜で読み込みますよ。党の方から、NGワードを事前に言われることもあります」

 さすれば、自民党が大敗した先の都議選。それを控えた中、各党幹部はそこでどう振るまっていたのか、検証するのも悪くはあるまい。

 都議選前後のひと月に放映された各局の討論番組を集め、そこに出た現職政治家のうち、各党の幹部10人を選んだ。そして、5人の識者に発言の中身、立ち居振る舞いについて論評、採点してもらった。その結果がご覧の表である。

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