一番近くて一番遠い“家族”を描くクドカン(TVふうーん録)
友達と一緒にいても寂しいときがある。結婚していても孤独を感じるときがある。共感してくれる人が日本に数百人はいると思っていたのだが、脚本家の宮藤官九郎がそのひとりだとわかって、妙に嬉しかった。
「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」(2日&9日放送・日テレ)が、まさに「友情の思い違い」と「家庭内孤独」を描いていたからだ。
昨年放映した連ドラのスペシャル版で、悩めるゆとり世代の「その後」を映し出す。主演はあえて4人と書く。脱サラして結婚し、家業を継いだ岡田将生。...