フジ日枝氏、退任後も「代表」に 業績不振の“戦犯”

ビジネス 企業・業界

  • ブックマーク

 年間視聴率が在京民放キー局5社中4位と、5期連続の減収減益に喘ぐフジテレビ。6月28日の株主総会では、その責任をとる形で、約29年間に亘りトップを務めたドンこと日枝久氏(79)が、代表権のない取締役相談役へと退いた。が、社内では未だ「代表」と崇められ、ご本人も満更でもないご様子だとか……。

 ***

 7月3日、東京・台場のフジテレビ本社22階ホールでは、社員1000人以上が集められての全体会議が開かれた。退任した亀山千広前社長(61)の後任、宮内正喜新社長(73)と、嘉納修治新会長(67)による所信表明が行われたのだ。

 その模様は、社内に置かれたテレビで中継され、全社員が視聴した。

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。