「THIS IS 敗因」――自滅の自民党と底無し「蓮舫民進」
「THIS IS 敗因。Tは豊田、Hは萩生田、Iは稲田、Sは下村」――都議選大敗の要因についてそう分析してみせたのは中谷元・前防衛相である。かような“軽口”が飛び出すこと自体、「安倍一強」が終焉を迎えたことを示しているのではないか。一方、民進党からはもはや軽口すら聞こえてこず……。
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7月2日午後8時、都議選の投票が締め切られる瞬間を、安倍晋三総理は東京・四谷のフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」で迎えた。会食の相手は、麻生太郎・副総理兼財務相、菅義偉・官房長官、甘利明・前経済再生相の3人だ。
「この会食は、新・麻生派の結成に合わせて、安倍総理が呼びかけたものです」
と、全国紙政治部デスク。
「麻生さんと菅さんは、安倍総理が昨年6月に消費税率の10%への引き上げを再延期すると決めた際に大ゲンカ。その溝は、新・麻生派の結成によってさらに深まり、関係は修復不可能なまでに悪化していました。この2人の仲を取り持っていたのが甘利さんで、安倍総理としては、中心になって自分を支えてきた3人の協力体制をもう一度立て直したいという意図があったのでしょう」
会食の席で麻生副総理は「安倍総理を支える」と明言。過去最低の23議席しか獲得できないという歴史的大敗を受けても、今のところ「安倍降ろし」が始まる気配はないのだが、安倍総理の眼前に暗雲が漂っていることには変わりがない。
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