世界遺産に3度目の立候補 佐渡島“金”“銀”ヒストリー

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 三度目の正直となるか。佐渡島(新潟県)が3年連続で世界遺産への国内推薦候補に名乗りを上げている。

 現在、世界遺産の総数は1052件(昨年7月)。すでに国内では法隆寺や姫路城などの文化遺産が16件、屋久島や知床などの自然遺産が4件と計20件が登録済みだが――。

「かつて金の国、ジパングと言われた日本が世界に誇る文化遺産が佐渡の金銀鉱山です。古くは平安時代の『今昔物語集』にも記されているほど、佐渡の金は有名でした。もっとも当時は砂金で、金山開発が始まったのは1601年、関ヶ原の戦いの翌年で、以来、江戸幕府の直轄地となり、徳川の財政を支えたのが佐渡金山です」(佐渡市)
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