トランプが仕掛けた「美人キャスター」不倫醜聞に“日米共同”の図

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■出会い系バーと一緒

 ミカ・ブレジンスキー氏は、かつてカーター政権で大統領補佐官を務めたズビグネフ・ブレジンスキーの娘だ。

「局が社会情勢より先に、セレブ女優の記事をトップニュースで流すのに腹を立て、原稿に火を付けようとし、制止されると、シュレッダーに掛けたこともある」(同)

 そんな武勇伝の持ち主だけに反撃も早い。翌日、彼女はホワイトハウスから脅しを受けていたと発表した。

「脅しの内容は、“大統領にこれまでの報道を謝罪しないと、かつてジョー・スカボローと不倫をしていたという記事をタブロイド紙に書かせる”というもの。実際、6月上旬に2人の記事が掲載されており、彼らが要求を拒否したためだとされています」(同)

 相手を黙らせるために、スキャンダルをチラつかせる。加計問題で告発した前文科事務次官の出会い系バー通いが“御用新聞”に載ったケースと瓜二つではないか。

 国際ジャーナリストの春名幹男氏が言う。

「構図はまるで一緒です。なぜ、自分を批判する者を攻撃出来るかと言えば、どちらも支持率が高いからです。大統領は先月下旬に支持率が40%台に回復し、安倍総理も何だかんだと高い。人気に胡坐をかいて、批判者に強気な態度を取るのです」

 もっとも、ロシアンゲート問題は燻っているし、片や安倍自民も都議選で惨敗。両者とも暗雲が垂れ込めているが、

「今後、人気維持のため、人格攻撃をするでしょう」(同)

 ウマが合ったのは、批難に晒された時のちゃぶ台返しで同好の士だからというわけだ

ワイド特集「華麗なるちゃぶ台返し」より

週刊新潮 2017年7月13日号掲載

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