「豊田真由子」の人格を形成したエリートの屈折 “下ネタ暴言”証言も

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■超エリートの屈折

 傍目(はため)からは、誰もがうらやむエリート一家で育ったように映る。しかし、中高大の同級生はこう証言する。

「私からすれば、豊田さんは充分に社交的で可愛いほうだし、もちろんとても優秀。なのに、周りに可愛くて勉強もできる女の子がいると、『あの子、凄い人気なんだよ。男の子も噂してるし。私、負けちゃいそう』と言っていた。完璧主義というか、自分のダメなところを探して、自らコンプレックスを抱え込んでいる感じでしたね」

 先の政策秘書とは違う豊田氏の元秘書も、

「本人も相当立派な経歴なのに、姉と妹にコンプレックスを持っていたように感じました。東大法学部卒業生の王道は財務省で、その道を辿れなかった挫折感があったんでしょう」

 それゆえか、別の元秘書は、

「彼女は間違いなく、『議員であることそのものが目的』というタイプです」

 と断言し、つまり議員バッジこそが姉と妹に勝つための彼女のレゾンデートルだったと分析するのだ。2014年、豊田氏が春の園遊会に本来入れない母親を強引に入場させて問題になった一件は本誌(「週刊新潮 6月29日号」)でも触れたが、姉や妹にはできない、園遊会という晴れ舞台に親を呼ぶ行為は、もしかしたら彼女の「意趣返し」だったのかもしれない。

 こうして、超エリートながら屈折した思いを抱えていた節が垣間見える豊田氏だが、無論、だからといって秘書に暴行を働いていいことにはならない。しかも、政策秘書以外にも被害者は何人も存在するのだ。

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