重婚ストーカー「中川俊直」お詫び行脚でトンデモ釈明 婦人部は解散

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“エッチな先生”

 古参の後援会幹部も言う。

「集落の目立つところに中川先生の顔写真を貼り付けた看板を立てていたんですけどね。通学路を見守る地域の方に、小学生がポスターを指差して“エッチな先生だ、エッチな先生だ”とふざけて困る。外して欲しいと言われてしまい……」

 結局、その看板を倒し、子供から見えないよう急場を凌いでいるという。

「そのことを開口一番、中川先生に伝えましたが、恐縮して頭を下げるばかりでね。看板を引き取ってくれと言うと、後日、取りに来ますと答えていました」(同)

 老若男女、世代を超えて支持を失っている中川氏だが、後援者の婦人部にあたる「りぶるの会」も解散したと先の幹部は続ける。

「5月24日に役員が集まって協議をした結果、とくに反対意見も出なかったので25日付で解散しました」

 つまり、選挙区では女性票の大半を失ったに等しいのだが、さらに“後継者”の擁立も決まりつつあるのだ。

「6月21日に県連の会合があり、広島4区に自民党から新たな候補者を立てる方針となりました。永田町では、父の秀直氏が二階幹事長に対立候補を出さないよう頼んでいるなんて話も聞こえますが、そんな勝手なことをされたら、もう自民党を応援しません」(同)

 次の選挙に出れば、無所属の中川氏には初の“逆風”となること必至である。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説するには、

「魔の2回生たちは、安倍ブームに乗じて苦労もせずに議員になった。彼らは、2012年に民主党から政権を奪取した時が初当選。急遽、かき集められた候補者なので玉石混交なのです。現在、残っているだけでも約100名おり、国会で質問の機会もなく暇を持て余している。スキャンダルが起きるのは、そうした背景があるからで、まだまだ問題児が出てきてもおかしくない」

「魔の2回生」図鑑に、また新たな1ページが刻まれる。そんな悪夢はもう見たくないのだが、果たして――。

特集「『安倍チルドレン』 自民党『魔の2回生』図鑑」より

週刊新潮 2017年7月6日号掲載

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