渡辺喜美も押しかけて 人間動物園と化した「小池百合子」都議選

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■国政の舞台で

「知事選の時にいち早く、小池支持に回った、みんなの党出身で旧かがやけTokyoの音喜多駿都議らメンバーと野田数幹事長の関係がぎくしゃくしています。彼らからしたら、自分たちが正統派という自負があるはずですが、野田は彼らを、勝手に小池を応援したぐらいに思っている。音喜多都議は都民ファの選挙公約を見て、“文章がなっていない”と憤っていたそうです」

 野田幹事長と言えば、アントニオ猪木参院議員の秘書時代に公金約1100万円を着服したと刑事告訴されている身。将来の火種になりかねない人物である。

 さらに、「みんなの党」をぶち壊した“前科”のある渡辺喜美参院議員も、都議選直前になって勝ち馬に乗ろうとした1人。都民ファへの合流は否定しているが、日本維新の会を飛び出し、応援に乗り出した始末だ。

 先の都政担当記者は、

「彼は、維新に居場所がありませんでした。選挙で勝利した後、国政に打って出るであろう都民ファの勢いに乗り、国政の舞台で再び新党を作ろうとしているのです」

 いずれも都民がファーストどころではない。唯一、共通するのは、己の為といった人々なのである。

ワイド特集「正邪の『昼顔』」より

週刊新潮 2017年7月6日号掲載

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