「中居」vs.「キムタク」 ジャニーズ事務所の新たな火種

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■どうにかなるさ人生は

 一方、ジャニーズ事務所の関係者が後を受けて、

「ジュリーさん(景子副社長)が将来のフロント入りを提案しながら、中居を口説き、慰留したのは間違いありません。彼は『スマスマ』のスタッフに彼らの名前の入ったスニーカーを贈ったり、マネージャーのためにバーニーズNYでスーツを見繕ってやる気遣いがあるし、ジュニアからの信頼も厚い。そこを持ち上げ、くすぐったのです」

「3」に背を向け、友情を断った中居は事務所や芸能界には礼節は失わない男だったということになるのだろうか。そんな明白なカメレオンぶりから、

〈3人は先発隊で、しがらみを断ち切った中居が1〜2年後にそこに合流する〉

 といった、「面従腹背シナリオ」も語られたが、

「そんな話し合いもまだ飯島さんと彼とのあいだではできていないのです」(先の芸能プロ関係者) 

 だからといって、ジャニーズ事務所が安泰かと言うとさにあらず。

「問題は中居と木村のライバル意識が強い一方あいだに全く交流がないこと」

 とは民放幹部。本誌6月22日号でも報じたが、仕事が絶好調の中居に対し、今年に入ってトヨタ自動車、ミス・パリとCMが相次いで契約終了し、早晩ゼロになると言われるキムタクは嫌味なほど好対照を成している。

「木村は世間の評価をとても気にして、ネット掲示板の書込みにも目を通している。そこには彼を誹謗中傷する言葉が並んでいることが少なくない。だから見なきゃいいのにって思うんですけどね。気になってクリックしては落ち込んでいるようです。それに、奥さんの工藤静香が今年1月にインスタグラムを始めましたよね。で、内容がやり玉にあげられた時に“突っ込まれるようなことは書かないでくれ”と伝えたほど。かなりナーバスになっています」(同)

 何か新しいことを始めようというので、事務所関係者が木村に歌を勧めたこともあったというが、芸能担当記者によると、

「本人は、“えー、そんなのいいよ”というネガティブな反応だったようです。今年はこれまでなかった嵐のメンバーとの映画共演が実現するし、来年はドラマ主演が決まっていますが……」

 SMAPの「Joy!!」という歌には〈どうにかなるさ 人生は 明るい歌でも歌っていくのさ……〉などという件があるけれど、そう簡単でもないらしい。

 いずれにせよ、チャンドラーも思いつかない続編が生まれつつあるようだ。

特集「ジャニーズに新たな火種! 残留カメレオン『中居』vs.『キムタク』のともに天を戴かず

週刊新潮 2017年6月29日号掲載

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