アル中代議士「橋本英教」地元から更迭の嘆願書 怪しい中国人女性との関係

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■口を開けば酒の匂い

 橋本氏は、議員秘書を経て2012年に初当選。岩手は小沢王国の名残りで自民が弱く、2回続けて小選挙区で敗れた比例復活組だ。

 にもかかわらず“地元に帰ってこない”と後援者から不満が漏れるのは、怪しい女性の影があったからだと、事務所関係者が明かす。

「14年に再選した際、選挙を手伝う20代の中国人女性がいてね。彼が通う赤坂にある夜の店で知り合い、就職を斡旋するなど世話を焼いていたのが、いつしか事務所顧問という肩書きの名刺を持つようになった」

 さらには、橋本氏の住む議員宿舎の部屋に、彼女のベッドやタンスなど家財一式が運び込まれたという。

「アパートを追い出されたので荷物を預ると彼は説明していましたが、その女は荷物を取りに来るなど何かと理由をつけては、幾度も宿舎に泊まっていた。15年に橋本氏が墨田区議の女性と結婚するまで囲っていたようですが、後に離婚する背景には、酒癖の悪さと中国人女性との関係があったのです」(同)

 公私の別がないのは「2回生」の“特徴”だが、衆議院事務局に聞くと、

「議員本人とその家族以外が宿舎を使用することは、規程に反しております」

 というから、矩(のり)を踰(こ)えていたのは明らかなのだ。

 これらの指摘に、当の橋本氏はどう答えるのか。

 6月26日、都内の小学校であった都議選候補の演説会へ足を運ぶと、橋本氏は赤ら顔で口を開けば酒の匂いがプンプン……。むろん、会場にいた候補者や支持者は酩酊などしていないにもかかわらず、である。

 足元が覚束ない橋本センセイの言い分はこうだ。

「彼女は中国に帰ったよ。(宿舎の規程は)知らなかった、それは。(嘆願書は)聞いたことがない。出てるの?! うるさいよ。あ〜あ、あ〜あ、けっこう!」

 挙句、声を荒らげて車で逃げ去る始末。向かう先には、有権者の厳しい審判が待っていることを願いたい。

特集「『安倍チルドレン』 自民党『魔の2回生』図鑑」より

週刊新潮 2017年7月6日号掲載

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