暴行「豊田真由子」代議士 “いつか刺される”秘書が語った恐怖の車内

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■「鉄パイプで頭を…」

 そんな豊田氏は現在当選2期目。「自民党・魔の2回生」と呼ばれる問題議員集団のひとりである。

 同党の看板を掲げればほぼ誰でも当選できたこの魔の2回生をザッと列挙すると、本誌(「週刊新潮」)報道で議員失格ぶりが明るみに出ただけでも、「重婚」およびストーカー行為で辞任した中川俊直前経産大臣政務官。「路チュー」議員で、故・中川昭一元財務相の未亡人である中川郁子(ゆうこ)元農水大臣政務官と、そのキスのお相手の門博文代議士。他にも、「ゲス不倫」で議員辞職した宮崎謙介元代議士ら、「錚々(そうそう)たる」面子が豊田氏の当選同期に名を連ねている。

 その魔の2回生の歴史に、この度(たび)、彼女は新しい「負の一頁」を刻んだわけだ。

 政策秘書が続ける。

「私は地元担当で、彼女の運転随行をすることも多かったのですが、暴行はいずれも私が彼女を後部座席に乗せていて、抗(あらが)いようもない状況で行われました。最初に暴力を振るわれた5月19日、私は彼女から、『鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか!』『お前の娘にも危害が及ぶ』とも告げられていました。言い知れぬ恐怖を覚え、翌日から、万が一に備えて車内の様子をICレコーダーで録音することにしたのです。彼女が持っていたペンで、いつか本当に刺されるのではないかと怯(おび)えていました」

 政策秘書に、刺される危険さえ感じさせていた「豊田運転随行」。政策秘書が経緯を説明する。

「支持者に送ったバースデーカードのうちの47枚分に関して、宛先とカードの名前表記が異なっていたことが5月18日に発覚し、支持者宅をお詫び行脚して、カードを配り直さなければいけない状況が生じていました。恒常的に秘書が入れ替わるため、指示が行き渡らなかったゆえのケアレスミスとはいえ、事務所の落ち度であり、申し訳ないと思っています。しかし、お詫びに回るといっても、私は運転随行していますし、秘書の数も足りない。そこで、時々来てくださるスタッフに手伝ってもらおうとすると、豊田代議士は、そのスタッフをタダ働きさせるのかと激怒。スタッフには、私たちのポケットマネーでなにがしかの対価を払うことになっていたのですが、彼女は『さっき、ボランティアで働いてもらうと言っただろ』と揚げ足を取り、そして……」

 ***

(2)へつづく

特集「被害者が捨て身で現場『音声データ』録音! 秘書数十人を遁走させた驚愕の『絶叫暴言』『暴行傷害』 『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」より

週刊新潮 2017年6月29日号掲載

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