「タカタ」1兆円倒産 熱視線を浴びる“女帝資産”

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 製造業としては、戦後最大規模の倒産である。欠陥エアバッグのリコール問題で、経営難に陥っていたタカタが6月26日に民事再生法適用を申請し、東京地裁に受理された。負債総額は1兆円超。昨年の株主総会でも、株主から“資産の提供を”と糾弾されたが、“女帝”の耳にはまったく届いていないようだ。

 2年前、米国運輸省がタカタ製エアバッグの欠陥を指摘して以降、タカタはなかなか記者会見を開かず、投資家から不満の声が上がっていた。東京商工リサーチ情報本部の原田三寛部長によれば、
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