【全文】小林麻央さん死去 「彼女から“愛”を教わった」と市川海老蔵さん会見

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■非常に重要な存在を失った

――海老蔵さんが託されたことみたいなものはありますか?

「うーん、ちょっと多すぎて、言葉に出せないですよね。もちろんね、今舞台やってたわけで、このあとも舞台ありますし、来月もすぐありますし。子どもも稽古もありますし、麗禾の成長のことも考えますし。

5歳と4歳ですから、これからお母さんという存在が、非常に重要な存在じゃないですか。失った……、それは僕は代わりにはなれないですけど、できる限りのことをやっていくようにと思っていますね。」

――麻央さんがよく言っていた言葉で、今、思い出されることってありますか?

「やはり言葉というか、麻耶さんが調子悪くなった時も、例えば私が舞台で非常に疲れた時も、彼女自身はもっと重い病にかかっている。自分よりも相手のことを心配する優しさ、こういう言葉ということではなくて、どこまでも、自分よりも相手のことを思う気持ち、これはね、一番多かったですね。」

――麻央さんと出会って結婚されて、家庭を築いて、今、改めて、麻央さんはどんな奥さんでしたか?

「わかりませんね。どんな奥さん……僕を変えた奥さんなんじゃないですか。わかりません。」

――プロポーズの時に「来世も一緒にいよう」とありましたが。

「そのつもりです。その話もしました。ですがまあ、僕が愛想尽かされないようにがんばらないと。(麻央も)喜んでいました。」

――改めて、今、麻央さんに言いたいこと、最後にお聞かせください。

「まだね、昨日の今日なので、こういうところも聞いてると思うので、全部聞いてると思うんでね、言うことは言わなくても伝わると思うんで、いつも思ってるよ、ということですね。

麻央のブログや、麻央の存在で励まされたという方がいるということで、ある意味こういう形を取らせていただいたんです。

そのようなことがなければ、このようなことをするのもどうかともいますが、多くの麻央のことを応援してくださった方、麻央とともに闘ってくださった方がいたので、きのう先に旅立ちましたが、ずっと麻央は皆様のそばにいると思うので、本当にいろいろとありがとうございました。」

デイリー新潮編集部

2017年6月23日掲載

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