【全文】小林麻央さん死去 「彼女から“愛”を教わった」と市川海老蔵さん会見
乳がんで闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が亡くなりました。これを受けて、夫の市川海老蔵さんが6月23日に会見。「ずっと、一緒にいて見守ってもらいたかった」と最愛の人の死を悼みました。
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■市川海老蔵さん記者会見
■市川海老蔵さん記者会見
「この度はわざわざご報告するようなことではないかもしれませんけど、今朝、家の前に多くのマスコミの方がいらっしゃいまして、ご報告することもひとつの義務なのかなと思います。
それはやはり、昨日夜に、妻麻央が、旅立ちました。
それによりまして、いろいろとございます。その中で家族の時間や、家族でしなければならないこと、家族で話すべきこと、子供たちとのこと、そういったことの時間の中で、思った以上に、皆さまに伝わったのが早かったということで、急遽みなさまにお時間を作っていただいたのも、多くの方にご迷惑がかからないように、ブログやアナウンサー時代から妻のことを、応援してくださった方々にご報告と言うことでこのような時間を設けさせていただきました。」
■息を引き取る瞬間、愛してる、と
――麻央さんとの最期の時はどんな言葉を交わされましたか?
「私は昨日も舞台でございまして、それまで麻耶さんと麻央のお母さんと、ずっと看病をしていました。私は、昨日舞台が終わった後に、ここで別の撮影がございまして、そのあとにロビーで別の稽古がありました。
その時にお母さんからLINEが来てたんですけど、見ることができませんでした。約1時間半程遅れて見た内容が、『具合が悪い』と。『お医者様も来ていて、家族を呼んだ方がいい』ということで、私も急いで家に帰ったわけです。
そうして帰りまして、まだ麻央は、この世にいてくれて。たまたま、本当にたまたまなんですが、私がちょうど妻の前に座って、大丈夫かな、と。一昨日まではしゃべれたんですけど、昨日はしゃべれずにいたので。
これは不思議な話ですけれど、息を引き取る瞬間、私は見ていました。本当に不思議なんですけど、『愛している』と言って。彼女がその一言を言って……泣いちゃいますよね。その一言、『愛している』と言って本当にそれで、それでそのまま、旅立ちました。
彼女が旅立つ間際に『愛してる』、『る』が聞こえたか聞こえないかわからなかったんですけど、愛してる……って旅立ったのがちょっと。
まあなんというんでしょうか、こんなに愛されていたのはよくわかっていたんですけど、最後の最後まで、愛していてくれていたことに……何とも言えませんね。
すいません、なんか。どうしても昨日の今日で、何の準備もできてなくて。このようなところでお見苦しいところをご覧いれて…」
――最後をご自宅で送ってあげられたのは良かったと思いますか?
「それはとても良かったと思います。お母様もお父様も私もお兄様も麻耶さんも、で、子どもたちもずっとそばにいられたのですごく良かったなと。私は父を病院で亡くしているので、病院の時とは違う、家族の中で、家族とともに、一緒にいられた時間というのは、本当にかけがえのない時間を過ごせたと思います。」
――お子さまも含めて皆さまで送ることができたということですか?
「そうですね。子供たちも見ていました。」
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