師匠が語る「藤井聡太」闘争心の塊エピソード 将棋盤を抱え込んで悔し泣き

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■大盛りチャーシューメン

 こうした卓抜した「心」と「技」に加え、「体」の方も、球技こそ苦手だけれど、50メートルは6秒台で走れるというし、

「とても大食漢ですよ」

 と言うのは、彼と小学生の頃から付き合いのある、翻訳家のタカ大丸氏である。

「焼肉などは平気で平らげます。ちょうど成長期で、小6の頃は160センチなかったのが、今は170センチ近くになりましたね」

 自宅の隣に住む祖母に聞いてみても、

「小さい頃から、外食でも大人用のメニューを注文して平らげていましたよ」

 杉本七段も、

「研究会の合間に食べるのはラーメン。それも大盛りチャーシューメンばかり」

 脳は身体でもっともエネルギーを必要とする箇所。頭をフル回転させる棋士に健啖家が少なくないのはそのためだが、14歳の大棋士も立派にその素質を備えているというワケである。

 ちなみに嫌いな食べ物は、

「エノキですね。味噌汁に入れると、私のお椀に入れ返してきます」(以前、「週刊新潮」の取材に答えた母・裕子さんの発言より)

 好きな歌手は、

「スピッツですかね。ドライヤーをかけながらよく口ずさんでいます」(同)

 気になる彼女は、

「まったく見受けられません。学校では無愛想にしているんじゃないでしょうか……」(同)

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