過熱の「藤井聡太」フィーバー 不二家から「LOOK」の大量差し入れ

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■チョコレートの差し入れ

 記録が伸びると共に、「フィーバー」は過熱する一方。立体パズル「キュボロ」は、幼少期のお気に入りだったことが紹介されて以来、前年比30倍という売れ行きに。彼が将棋を覚えた公文の将棋セットも、いまや注文殺到で生産が追い付かなくなっている。

 藤井プロが5歳から通った「ふみもと子供将棋教室」の文本力雄室長も言う。

「“藤井効果”で生徒数は3倍になり、今は台所まで使って教えています」

 この“人気”に企業も食指を動かしている。

 文本氏によれば、

「先日、聡太クンのお母さんが教室にいらっしゃって、『LOOK』というチョコレートを50〜60個も差し入れていったのです。何でも、聡太クンが『LOOK』を右横の盆の上に置いて対局していたのをテレビか何かで見て、不二家の社長が大量に贈ってきたんですって」

 棋士は対局中、脳をフル回転させるため、糖分摂取は欠かせない。そのためのチョコというワケだが、早速ツバを付ける辺り、実に利に聡いのだ。

特集「『深夜特急』読破で集中力アップ! 不二家チョコレートで脳のスタミナ!『藤井聡太』14年11カ月の棋譜」より

週刊新潮 2017年6月22日号掲載

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