本田圭佑から消えた“オレ様”感 サイトに反省文の弁

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「言葉足らず」と反省

 本田圭佑よ、君はそんな人じゃなかった。

「実はいま、自身の公式サイトに長々と反省文を載せているんですよ」(スポーツ紙デスク)

 君は、言い訳をする人じゃなかった。

「というのも、彼は数日前にツイッターで“若者の死因の1位は自殺”という記事を引き合いに〈他人のせいにするな!政治のせいにするな!!〉と呟いたのですが、これに対して“弱者に対する配慮に欠ける”などの批判が噴出したのです。ただ一方で、本田のツイートに共感する声も少なくなかった。これまでの彼なら、“わかる人だけわかってくれれば十分”という態度だったのですが……」(同)

 君は、顔色をうかがう人じゃなかった。

「そういえば、ミランとの契約を終えて帰国した際の本田もこれまでと別人のようでした。秘密主義の彼が、今回は初めて公式サイトで帰国便を発表したんです。空港では、プライベートでは滅多に外さないサングラスを外し、丁寧にサインに応じていました。イベントもサプライズ登場が多かったのに、今回は予定を公表。記者対応も丁寧です。合宿先では、次の移籍先についての質問が出ましたが、その際、“悪くとらえないでくださいね”と前置きしたときは、記者一同びっくり。もっとも、その先は“日本という選択肢は考えていない。僕がいなくても頑張っている日本人選手が大勢いるから”と、ユニークな持論を展開したのですが」(一般紙サッカー担当記者)

 君は、予防線を張る人じゃなかった。

「“オレ様”感こそが彼の魅力ですからね。我々はそれに慣れているし、今さらイメチェンされても……。やはり代表チームでレギュラー陥落しかけていることが影響しているのかな。ピッチ外でもとかく話題になりがちな選手なので、余計なことでハリル監督の不興を買いたくないのかもしれない。彼も、はや30歳です。来年のロシア大会が、彼にとって最後のW杯になりそうですから」(同)

 君は、ベンチを温める人じゃなかった――圭佑よ。

週刊新潮 2017年6月15日号掲載

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