「三菱UFJ信託」が三菱自“役員人事”反対の波紋
株主総会の季節がやって来た。今年の集中日は6月29日。今や総会屋は“絶滅危惧種”となり、企業の監視対象はアクティビストと呼ばれる“物言う”個人株主になっている。だが、今年から“身内”の動向にも目を光らせなければならなくなったのだという。
経済界では、5月31日に開示された三菱UFJ信託銀行の資料が波紋を呼んでいる。全国紙の経済部記者も驚きを隠さない。
「開示されたのは、昨年12月14日に開かれた三菱自動車の臨時株主総会に関する資料。株主である三菱UFJ信託が、三菱自動車の提案した取締役選任議案に“NO”を突き付けたことが読み取れるのです。...