準強姦「元TBS記者」の金満生活と「警視庁刑事部長」からの“万死”メール

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■習性として極めて不自然

 齊藤社長に取材を申し込んだが期限までに回答がなく、山口氏は、

「私は容疑者でも被疑者でもありません。ジャーナリストという仕事柄、当該案件のご質問にはお答えしてきましたが、それ以外の私の個人情報に関わる質問に答えるつもりはありません」

 と回答を寄せたのだった。

 むろん、この準強姦案件で重要な役回りを演じた中村刑事部長(当時)にも触れておかねばなるまい。

 つい先日、元経産官僚の古賀茂明氏が『日本中枢の狂謀』を上梓した。そのなかで、コメンテーターを務めていた「報道ステーション」(テレ朝)を降板する遠因となった15年1月の出来事に触れ、中村氏の名を挙げているのだ。

「週刊新潮を読んで山口氏の件でも中村さんが動いていると知り、驚きました」

 と古賀氏ご当人。

「イスラム国の捕虜になっていた後藤健二さんを巡る安倍総理の対応を批判しました。放送中、局幹部に対して“古賀は万死に値する”といった非常に強い表現のメールが届いていたと聞きましたが、その差出人こそが中村さんだったのです」

 一方、今回最も驚いた点について、こう指摘する。

「中村さんが“自身の判断で逮捕を中止した”と認めたことに尽きる。これは官僚の習性としては極めて不自然です。“実はこの人の判断ではない”と私は直感しました。実際は上からの指示があったのに、敢えて自分の責任にして上を守って見せたということ。忠誠心のアピールであると同時に、“もし自分を切ったら全部暴露するぞ”という牽制にもなるのです」

 中村氏を直撃すると、

「事実無根です」

「あったものをなかったものにした」総理ベッタリな2人の横顔ということになる。

特集「家賃は月130万円!? 部屋の真下にスパ&プール!! 準強姦『安倍総理』ベッタリ記者『山口敬之』の金満」より

週刊新潮 2017年6月15日号掲載

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