“欠席”が衝撃ニュースになった“四角い仁鶴”

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ド派手になったスタジオが疲れるとの声も(NHKバラエティー生活笑百科HPより)

 5月27日、上方落語界、否お笑い界に激震が走った。

 室長がいない!

 NHK土曜昼の「バラエティー生活笑百科」に、“四角い仁鶴がまぁ〜るく収めまっせぇ”の笑福亭仁鶴師匠の姿がなかったのである。

「最近は番組でもほとんど話さなくなっていただけに、亡くなってしもうたのかと思いました」(業界関係者)

 番組欠席の理由は15日収録時の体調不良。すでに師匠は復帰している。だが、これがネットで速報され、新聞でも報じられた。番組の打ち切りでも、師匠が降板したわけでもないのに。

「1985年にスタートした長寿番組で、法律相談番組の先駆け、人気も安定しています。初代相談室長は西川きよしでしたが、仁鶴師匠はその翌年からずーっと出続けていましたからね。それも立ちっぱなしで。イスに座るようになったのは3年前です。上方落語の重鎮で、吉本興業特別顧問でもある師匠ですが、最近は首もフラフラ、滑舌も怪しくなってきた。昨年から室長補佐として桂南光を隣に座らせて以来、勇退説が囁かれています」(事情通)

 若く見えるが御年80。生まれ年こそ違うが、桂歌丸師匠と同い年なのである。

「しんどいでしょうね。番組開始からレギュラー相談員だった上沼恵美子さん(62)が体力的限界と、番組を降板したのが4年前。同じく相談員だった今いくよさんは2年前に亡くなり、この4月には演芸作家で番組台本を書いていた中田明成さんも亡くなった」(同)

 長寿番組の宿命だが、まぁ〜るく収めるのは難しい。

週刊新潮 2017年6月8日号掲載

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