中村獅童の肺腺がん “ステージI”でも2カ月休養の謎
■本来2週間で復帰可
つまり、実際は奇跡とまで言えるほど、小さながんではなかった可能性が出てくる。コメンテーターとしても知られるドクター秋津こと秋津壽男氏も、違和感を覚えたという。
「2カ月休むと聞いて、本当にステージIAかと心配になりました。体を酷使する仕事なので大事をとったのかも知れませんが、ステージIAの場合、入院と自宅療養を含めて2週間あれば十分に仕事復帰できます。がんの場所が気管支に近い肺門部にあるとすると、切除する範囲が大きくなり、復帰までの期間が延びます。それでも1カ月ですよ」
さらに言えば、肺腺がんの治療には放射線と手術の2通りあるうち、獅童が手術を選んだ点も気になる。先の柏原院長によると、
「肺がんには主に定位放射線治療が行われ、一般的になったのは、ここ10年。手術に比べて治療後のデータが蓄積されておらず、不安から手術を選択する人がいますが、早期の肺がんなら放射線でも手術と同等の効果があります。肺を切らなくて済み、仕事を休む必要もない。ステージIAなら4回の治療で終わります」
病状会見でなく無事復帰し、舞台で大ミエを切ってもらいたいものだ。
ワイド特集「石が流れて木の葉が沈む」より
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