大腸がんを発表した財津和夫 “がんサバイバー”夏樹陽子は検査の重要性を語る

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 チューリップのリーダーの財津和夫さんが2日、大腸がんを患っていることを公式HPで発表した。
6月、7月に予定されていた「TULIP 45th Memorial Tour “it remembers”」4公演を中止。財津さんはしばらくの間、治療に専念するという。

 財津は精密検査の結果、「大腸癌(下行結腸癌)」と診断を受けたというが、過去にもピアニストの中村紘子さん、俳優の今井雅之さん、女優の坂口良子さん 、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんなど、大腸がんを患った著名人は多い。女優の夏樹陽子さんもその一人だ。

 夏樹さんは大腸がんと診断されたがポリープを除去し、生き延びた“がんサバイバー”。その当時の経緯と気持ちを「週刊新潮」(2015年12月10日号)で明かしている。

 夏樹さんは、三国連太郎に誘われ、軽い気持ちで大腸の検査を受けたという。しかし1週間後の検査結果で、大腸がんが見つかった。

「全身から血の気が引いていくようで、あとはもう何を話したかよく覚えていないし、ふらふらと駐車場まで歩いていきました。家までどうやって帰ったかも覚えていません」

 早期発見だったため一命をとりとめた夏樹さんは、「気になる症状がなくても、定期的に検査を受けて欲しい」と語る。

 夏樹さんのように、早期発見ならば、がんに打ち勝つこともできる。適切な治療を経て、財津さんの歌が聞ける日を楽しみにしている。

デイリー新潮編集部

2017年6月3日掲載

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