村上春樹 オリコン2017上半期・1位に「たゆまず小説を書き続けていきたい」

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 やはり村上春樹は、村上春樹だった――。

 今年2月に刊行された村上春樹の7年ぶりの書き下ろし長編小説『騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編―』が「オリコン2017年 上半期“本”ランキング」(集計期間:2016年11月21日~2017年5月21日)の総合部門で1位となった。ちなみに同日発売の本作第2部『騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編―』は同総合4位を獲得しており、同一作家の文芸作品による2作同時TOP5入りは今回が初めて。

 今回の結果を受けて村上春樹さんは「長編小説はたまにしか書かないんだけど、それを待っていて、しっかり本を買ってくださる読者がついているというのは、僕にとって誠にうれしいことであり、光栄なことです。そのことを励みにして、これからもたゆまず小説を書き続けていきたいと思っています」とコメント。

 出版不況と言われる中、2冊併せて130万部という初版部数で、異例の期待がされた『騎士団長殺し』。その期待通りの結果となったようだ。

デイリー新潮編集部

2017年6月1日掲載

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