「猪瀬直樹」元都知事が語る“計126歳熟年恋愛”の夢はコラボ本

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高齢社会の体現者

 新緑が芽吹き、麗(うら)らかな陽気が身も心も軽やかにし、暦を彩る赤い数字が行楽地へと誘う。ゴールデンウィークは恋の季節。多くの人が「思い人」との逢瀬を楽しんだことだろう。そう、老いも若きも――。老いらくの恋と笑うなかれ。作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏(70)は、ただ今、真剣交際まっただ中なのである。

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「彼女の絵、独特のタッチで面白いでしょ。油絵ではなくて、岩絵具を使った絵なんだよね。自然に湧き上がってくるものをそのまま表現していて、『地球の一部』『天然』って感じがする。今月29日からは個展が始まるんだ。彼女は天才だよ」

 東京・西麻布の事務所。初夏に差し掛かっていながら火が燃えているご自慢の暖炉を前にして、猪瀬氏は足を組んだ姿勢で「恋人礼賛」を始めた。

 彼は作家から政治家に転身したが、都知事在職中の2013年、医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取ったことが問題視され、その現金が愛用のカバンに入るか否かといった珍騒動を巻き起こした末に、知事の座を退いた。

 そんな「黒歴史」を持つ猪瀬氏。しかし目下、暗さは微塵も感じられない。演出家・蜷川幸雄さん(故人)の姪で女優兼画家の蜷川有紀さん(56)との恋愛が彼の表情を明るくしているのだ。

 昨年10月、本誌(「週刊新潮」)グラビア報道によって明るみに出た、計126歳のこの熟年カップルの存在。ふたりが出会ったのは「去年の梅の季節」(猪瀬氏)だったそうだが、その恋の花は散ることなく未だ満開状態のようだ。

 足を組み替えつつ、猪瀬氏がのろける。

「彼女は週末に僕の家に来て一緒に過ごすんだけど、平日もよく会ってる。映画館や美術館に行って、その後に食事をしながら作品の感想を話すことが多いかな。彼女とはすごく趣味が合うし、僕の本を全部読んでくれているから話すことがいくらでもある。彼女ではなく、普通の女性だったらすぐに飽きていたと思うね」

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