「浜崎あゆみ」の凋落 逗子の別荘、青山の豪邸を手放す

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■13億円の価値

 アパレル会社の社長は明らかにしなかったが、実際、“あゆ御殿”にはどれくらいの価値があったのか。

 近隣の不動産業者が解説する。

「あの辺りの土地は、1坪1000万円くらい。浜崎さんの家は約100坪ですから、土地だけで10億円です。建物は中古物件を改装してお住みになっていたようですが、築20年経っていますので、約3億円。併せて、13億円ほどではないでしょうか」

 実は、“あゆ御殿”のほかにも、2年半前には神奈川県逗子市の“披露山(ひろやま)ヒルズ”と呼ばれる高級住宅地に建つ別荘を約3億5000万円で売却している。1億円以上をかけてリフォームしたプール付き6LDKの白亜の豪邸だった。

 つまり、成功の証とでも言うべきものを次々と手放しているわけなのだ。

 浜崎は1998年に歌手デビューすると、瞬く間に爆発的な人気を獲得。シングル・アルバムの総売上枚数は5000万枚超えを達成し、日本人ソロアーティストとして前人未到の記録を打ち立てている。そのうえ、ネイルアートやヒョウ柄を流行らせ、ファッションリーダーとしても一時代を築いたのはご存じの通りだ。

 芸能関係者が言う。

「でも、昨春発売したニューアルバムは初日売上が2万枚にも届きませんでしたし、現在では、コンサートチケットも売れ残りが心配されるような状況になっています。話題になるのは、10歳年下の米国人男性と離婚したとかプライベートのゴシップばかり。とはいえ、“あゆ行列”と言われるスタイリストやメイク係ら20人近いスタッフを引き連れて、テレビ局などを闊歩するのは相変わらずですから、資金的には結構大変なはずです」

 やはり、人生は一炊の夢なのだ。

ワイド特集「女と男の『劇場』」より

週刊新潮 2017年5月18日菖蒲月増大号掲載

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