157センチで100キロ超! 「渡辺直美」健康リスクを診断したら

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■膝や腰の故障

 人気者になれば、実入りが増えて好きなだけ美味しいものを食べることが可能。だが、その分、仕事の影響で夜中になることも増えるに違いない。

 ダイエット指導を行っている成城松村クリニックの松村圭子院長によれば、

「体内に脂肪を溜めようとする『BMAL1(ビーマルワン)』という遺伝物質があります。この物質は夜になると働く値が高く、昼は低い。夜食べると太りやすくなるのは、このためです。彼女は20代ですから、今はよくても、将来的にリスクが高いことは明らか」

 このままでは、どのような危険が待っているのか。

「肥満で相談に来る患者さんの多くは、膝や腰に故障を抱えています。膝ですと変形性関節症や半月板損傷。荷重がかかり、軟骨がすり減ったり、半月板を傷めたりして、歩行が困難になってしまうのです。体重によって腰の椎骨と椎骨の間の軟骨が潰れて、椎間板ヘルニアを発症することもある。彼女は激しいダンスを踊っていますし、しかもあの体重ですから、すでに腰痛を患っている可能性もありますね」(前出の沼田院長)

 と言えば、さらに、

「女性は、閉経後の50歳以降が特に注意です。それまで、女性ホルモンの働きで抑えられていた血圧や血中コレステロール値が高くなったりする。その結果、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが急に上がりますから、特に肥満の方は注意が必要です」(松村院長)

 太っているのを笑いのタネにしているうちに、笑えない日がやって来る。

ワイド特集「蝶よ花よと女の舞」より

週刊新潮 2017年5月4・11日ゴールデンウイーク特大号掲載

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