「3億円事件の後、急に金回りが良くなった男を取り調べると」 捜査員は「犯人の1人」と確信

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前編【「3億円事件」主任刑事が悔やむ「モンタージュ写真そっくりの少年」】からのつづき

 1968年(昭和43年)に起きた3億円事件。発生直後に捜査本部が目を付けた地元の不良少年・佐伯徹(仮名)は、警察の取り調べを受けることなく自死してしまう。一度は捜査本部も捨てた「佐伯犯人説」だったが、時効を前に再びその可能性が検証されることになる。そこにはそれなりの理由があった。「急に金回りが良くなった友人」の存在である。この人物は佐伯少年と同じ、地元の不良グループ、通称「立川グループ」の一員だったのだ――。...

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