J最年少ゴール「久保建英」 取材拒否に“過保護”批判
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FC東京U-23でプレーする15歳の久保建英(たけふさ)クンが4月15日、Jリーグ史上最年少ゴールを決めた。2004年にJ1東京ヴェルディにいた森本貴幸の記録を更新したのだが、さるサッカーライターに言わせると、
「久保はJ3で、しかもたった1カ月違い。明らかに見劣りしていますね。そんなことより、彼は囲み取材NGなので、ほとほと困っているんですよ」
FC東京に尋ねると、たしかに若年であることを理由に久保への取材を制限していた。ただ、今回の試合など特別な事情があれば適宜取材に応じているという。
「いや、活躍した時に喋るのは当たり前。大事なのは、駄目だった時に何を語るかです。本田圭佑ら歴代スター選手は若い時分から厳しい質問を浴び、堂々と受け答えしていました。その点、久保は過保護と言わざるを得ない。“天狗にさせたくない”なんて弁明も聞きますが、むしろ今の特別扱いの方が“天狗”を助長するでしょう」(同)
久保自身はまだプロ選手ではないが、出ているのはプロの試合。そもそも、アマだから取材NGという道理はない。例えば高校野球の清宮幸太郎(17)や卓球の平野美宇(17)、フィギュアの本田真凛(15)らもアマであり若年には違いないが、たとえ惨敗したとしても取材には真摯に応じている。
「私も長年この仕事をやっていますが、公然と取材拒否されたのは落合博満くらいしか思いつきませんね」
とスポーツ紙ベテラン記者も苦笑する。
「体操の“ひねり王子”こと白井健三(20)も中3の頃からマスコミに登場していますが、“記者さんからの予期せぬ質問に対応するのは勉強になる。競技でも何が起きるかわかりませんから”と言っていましたよ」
卓球の福原愛の“神対応”は業界ではつとに有名だ。
「幼少時から母親に“記者の方の向こうに大勢のファンがいる。質問にはきちんと答えなさい”と教育されているのだとか。空港で記者全員にジュースを振る舞ったこともありました」(同)
久保クンよ、取材拒否は40年早い、だってさ。