大谷翔平の負傷、生涯賃金半減の可能性 栗山監督の目先の損得

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大谷翔平

 さすがに監督として、非を認めるしかあるまい。開幕直後だというのに、日ハムの至宝、二刀流の大谷翔平(22)が負傷し、早くも戦線離脱。栗山英樹監督(55)は、「すべて俺の責任」と言うが、これによって、大谷の生涯賃金は大幅に減る可能性も出てきたのだ。

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 昨年、日本一に輝いた日本ハムは現在、最下位と伸び悩んでいる。そこへ、痛恨のアクシデントが発生。4月8日、大阪で行われた対オリックス戦でのことだった。

 スポーツ紙記者によれば、

「この日、大谷は、初打席で三塁へのボテボテのゴロを打ちました。一塁へ全力疾走したところ、途中でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)辞退の原因にもなった右足とは逆の左太腿に、違和感を覚えたそうです」

 負傷した右足を庇うがゆえに、左足へ負荷がかかり、今回の怪我に繋がったのではないかと言うのだ。

 結局、次の打席で交代となったが、診断の結果は「左大腿二頭筋肉離れ」。

 スポーツ医学に詳しい帝京大学医学部整形外科学教室の渡會公治(わたらいこうじ)客員教授の話。

「大腿二頭筋とは、太腿の裏側にあり、膝を曲げる筋肉です。怪我の程度は1度から3度まで分類され、今回の2度というのは、中傷に当たります。治療方法は、まず、休ませること。大腿筋は治りやすい箇所ではあるので、治ったと勘違いし、再発して長引くという例が多い。ゆっくりとリハビリすることが大事です」

 復帰には、早くても4週間ほどかかるというから、チームにとってはもちろん、来年、メジャー行きが実現しそうな本人にとっても、かなりの痛手である。

「私も巨人時代にやったので分かります。全力で走れるようになるには、さらに1カ月はかかりますよ」

 と言うのは、野球評論家の張本勲氏。

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