重婚ウェディング「中川俊直」代議士 「週刊新潮」記者との一問一答を全文掲載 「どんな制裁でも受けます」
■なにで自分が本当に返していけるか
中:…。うーんあまりそのとき記憶してないけれども、当然ひとりで海外にいってくるという話はした、したと記憶しています。
記:ひとりで海外に行った。海外に行くとはおっしゃったんですね。
中:はい。
記:当時のフェイスブックの投稿を見させていただいたんですが、プロフィール写真を変えたりとか、文字だけの投稿とか…
中:政策…
記:そうそう政策の。
中:投稿したのはなんとなく覚えています。
記:ハワイでご投稿されたのは何となく、記憶には…
中:はい、なんとなく記憶にはしてます。政策的な、空いた時間等々で政策の話とかそういうのをアップしたのは覚えてます。
記:それはなぜあのときハワイにいながらもそういった投稿をアップされたんですか。
中:うーん、そのときのことはあまり記憶にないですけれども。当然のごとく日ごろの活動っていうのをアップすることがないなあというなかでしたんじゃないかなと思います。
記:カモフラージュにしか僕には見えないんですけれども。
中:うーん。そうだったのかもしれないですね。このことというのは真実ですし、本当にそのときに家族も大事だけれども、(愛人女性)さんのことも大事だっていう思いがすごくあったので。
記:心情はわかるんですけども、これは僕は国会議員の先生がすべき行動というか、規範からはだいぶ外れた行動をされているなと、僕も単純に衝撃を受けたんですが。そういったお気持ちは特にないですか。自分がやったことの大きさっていうのにあまり理解されてないのかなっていう。当時の心情を…。
中:悩み、悩みましたし、いろいろ自分なりにもいろんな意味で当然のごとくリスクはあります。当然こうしたことをさせていただいているので、私もすごく(愛人女性)さんに対しても大丈夫かなあってこういうことをやって大丈夫かなあっていう話を当時させてもらったと記憶してます。
記:それは議員としてってことですか。(愛人女性)さんが大丈夫かってことですか。
中:要はこういった事態が、えーいわゆるこう明るみにならないかなと話はさせてもらったと記憶しております。
記:お父様ももともとうちの会社のフォーカスっていう雑誌でそういった愛人の方とのお写真を載せられてましたけれども、そういったことのご記憶があったようでプロのカメラマンにはお願いしたくないと、データがどこで漏れるかわかんないからって…
中:そういう話もさせてもらったと記憶しております。
記:なんかこれ(愛人女性)さんとしてはこんな素人写真じゃいやだったっていう風にすごい怒ってましたけども、そういったお話をされたのはご記憶ありますか。お父様のことがあったので、っていう。
中:なんかあとなんだっけな、うーん。もちろんそういう話はしました。ですからプロのカメラマンっていうのは申し訳ないけどごめんねと、それからあまり人目につかないところでさせてもらったらありがたいというような話もさせてもらったと、当時、記憶しております。
記:ご記憶はあるんですね。こういったこと、重婚とはもちろん言わないですよ、公式ではないですし、それはお上手だと思うんですけれども、「しゅんちょくさん」って書いてますし、これ自体っていうのは公式なものでは…
中:(愛人女性)さんのそのときすごく気にしてくれてた、僕の立場も気にしてくれてっていうのもよく覚えております。
記:だからもちろん重婚っていうのにはならないんですが、結婚式あげてるっていうことで重婚の話とか、渋谷署の話とかももちろんね、大きな話だと思うんですが、今後われわれ全部出すつもりではいるんですけれども、そういったあとの先生の責任の取り方で、だいたい「信頼の回復に努めていきたい」とかっていう方がほとんどなんですが、先生の責任の取り方を教えてください。
中:今は本当に(愛人女性)さんに対しても、私の家族に対しても、それからこれから迷惑をかける多くの方々に対してもただただお詫びをさせて、不徳の致すところですから、自分が至らないところで多くの人たちに迷惑をかける話ですから、そういった意味で本当に心からお詫びを申し上げていかなくてはいけないと思ってます。そのうえでやはり私にとってはですね、この状況の中でしっかりとこれから自分がこうしたことの種をまいてしまったと、多くの人たちに迷惑をかけたっていうことを決して忘れないようにですね、歩んでいかなくちゃいけないと、そして、もう本当にまあ、責任うんぬんとも言われましたけれども、まあ今のところはまあしっかりとそういった意味で仕事という場を通じてですね、なにで自分が本当に返していけるかっていうことを誠実に考えていきながら、やっていきたいという風に思っております。
記:非常に進次郎さんとかも残念がられると思うんですけれども。先生のことは失望をされると思うんですが、ああいう方はちゃんと真摯にお答えをしていただけます。先生、記憶にございませんとか、大きく盛っちゃっただけですとか、っていう風に隠されているっていう…
中:いやあのー、本当にそれはですね…
記:そういう答えを表に出すことは逆に恥ずかしいって思ったほうがいいと僕は思うんですけれども。もっと真摯に答えてくださる先生いっぱいいらっしゃいます。でも先生は記憶にない、わたしの空想です、で本当にそれが真実であれば前川さんにまず謝るべきなのに、前川先生の名前全然出ません、今の最後の言葉にも。嘘なんですかね。
中:すべての人たちにご迷惑をおかけしたと…
記:いや嘘なんですよ、先生のお話は。でもそれで本当にいいんですか。
中:いえいえいえ、それはもうそういう風に話をさせていただいた前川先生にも、すべての人たちに対してもお詫びを申し上げなくちゃいけない…
記:謝ってないんですか、前川さんには。
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