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安藤和津、「介護自殺」を身近に感じた20年間の介護生活を明かす
超高齢社会の日本で相次ぐ、介護殺人事件。小社刊『介護殺人─追いつめられた家族の告白』(毎日新聞大阪社会部取材班著)にまとめられているのは、おぞましくも哀しい手段に手を染めざるを得なかった関係者たちの声である。
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俳優の奥田瑛二の妻であるエッセイストの安藤和津(69)は、介護していた実母の死を夢に見たことがあったと振り返る。彼女は、脳腫瘍を患い認知症に至って亡くなった母親の介護に20年間奔走した。
「母を介護している際、一度こんな夢を見たんです。...
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安藤優子、スポットライトの裏での「仕事」と「介護」両立の10年間
普段は第三者として事件を冷静に伝えるニュースキャスターの安藤優子(58)は、
「幸いにも、多少なりとも経済的余裕があったため、母の介護にあたって民間施設などの力を借りることができましたが、違う環境だったら、私だって何をしていたか分かりません。もしかしたら、『介護殺人』に出てくる加害者のひとりになっていた可能性だって充分にあったと思います」
とした上で、最後には要介護レベルが最高の5になった母親の、約10年に及んだ介護体験を思い起こす。
「15年に89歳で亡くなった母に認知症の症状が出始めたのは73、74歳の頃でした。...
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