「ここは理想の職場か」 まったく意味がない理由
“楽がしたい怠け者”から生まれる「イノベーション(革新)」
新入社員が3日で辞表を持ってきたとか、何を考えているのかわからないという話題が世間を騒がせがちな季節だ。自分はこの職場にフィットしていないのではないか、ここではないどこかに自分の力を存分に活かせる「理想の職場」があるのではないか……。転職市場で価値の高い若者はそうした考えが頭をよぎりがちだ。
しかし、この悩みほど無為なものはないと喝破する人物がいる。49歳で大企業を飛び出し、還暦にして生命保険会社を起業した出口治明氏だ。出口氏はこう書く。...