「高倉健墓碑」、突如鎌倉に出現 新たなトラブルの火種

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お墓(イメージ)

 遺された者の諍いが止まないのだから、故人が安眠できるはずもない。高倉健が鬼籍に入ったのは2014年11月(享年83)。以来、親族間で様々なトラブルが起きていることは本誌(「週刊新潮」)でも報じてきた。そこに今回、新たな火種が――。舞台は、鎌倉の名刹である。

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 健さんの死後、自ら世間に存在を明かした養女(53)は、遺骨はおろか数十億円ともいわれる遺産をあまねく手にした。現在は高倉プロモーション社長に収まった彼女に対し、健さんの従兄弟などが分骨を求めていた調停でも、養女側は「散骨済みで、場所や時期は知らせない」と主張。東京家裁で不成立に終わっている。

 そんな中、3月18日には、鎌倉に建つ浄土宗関東総本山にあたる光明寺で、ある法要が営まれていた。

「健さんの従兄弟にあたる高倉プロの元専務が墓碑を建立し、そのお披露目があったのです」

 とは、さる関係者。当日は50人ほどが参列し、寺の入口近くに建つ「高倉健 蓮華化生」と彫られた墓碑に手を合わせたという。墓碑は健さんの立ち姿を表しているといい、高さは身長と同じ180センチ。寺が作成したパンフレットによれば、

〈墓碑にある段状の意匠は、健さんの映画人生の節目となる年、映画作品数などを表しています。生涯映画出演作品は205作であり、墓碑の高さは台本を積み重ねた高さでもあるのです〉

 さまざま趣向が凝らされているわけなのだ。

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