”おんな城主”柴咲コウの気になる発音 カタカナで喋ってる?

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実は不器用?

 脇役に甘んじていた次郎法師(柴咲コウ)が、井伊直虎となって、いよいよタイトル通りおんな城主に!

「これまで跡継ぎでもなかったから、物語の主軸からも外れていたけど、晴れて領主となったことで、コウちゃんの目力が遺憾なく味わえる」(柴咲ファン)

 確かに柴咲の出番は増え、台詞も多く、長くもなった。そのせいか気になるのが彼女の発音・発声なのだ。

「ワ・レ・ガ・イ・イ・ナ・オ・ト・ラ・デ・ア・ル」

 元々、ぶっきらぼうな話しっぷりではあるのだが、男言葉のせいかタドタドしく、一音一音が区切られ、まるでカタカナで話しているかのようなのだ。

 これはどういうことなのか。フリーアナウンサーで、今月から京都産業大学の客員教授を務めている吉川美代子氏に聞いてみた。

「あくまでも一般論として言えることは、台詞の意味を捉えられていないと、文字を音に変換しているだけになって、意味が伝わりにくくなることはあります。極端に言えば、電話で機械の音声応答ってあるじゃないですか。“シ・ガツ・ロク・ニチ・デス・ネ”みたいに字面を追うだけでは、意味が伝わりにくいことってあるんですよ」

 大河ドラマの主役が台詞に精一杯ではつらい。

「大河だからこそ、台詞も難しいし、周りの役者さんがベテランですから、ちょっと雰囲気が違うと目立ってしまうこともあるのでしょうね」(同)

 ガンバレ! コウちゃん。

週刊新潮 2017年4月13日号掲載

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