生活保護でメシを食うNPOの実態 「弱者救済」「自立支援」のウラで

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 生活保護受給者は、今や全国で210万人超、その事業費は実に年間3兆8000億円にのぼる。

 そんな時世にあって、生活保護の周辺には深い闇が横たわっている。折から社会問題となっている「貧困ビジネス」の実態についてはさまざま報じられている通りだが、最近では以下のような“弊害”も生じているという。

「街の労働力をNPOに奪われて仕事になりません」

 こう嘆くのは、東京都下の労働者派遣業者である。

「大手ゼネコンの下請を相手に、現場労働者を調達して派遣してきました。...

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