松田聖子、初のジャズアルバム 意外な評判

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松田聖子

 常に話題作りに勤しむ歌手の松田聖子サン。55歳を迎えた今年は、デビュー37年目にして初のジャズアルバムをリリースするのだという。

 この「SEIKO JAZZ」には、スタンダードの「スマイル」から映画「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」まで10曲が収められている。スポーツ紙の音楽担当記者が興奮気味に語る。

「世界最強との呼び声も高いマンハッタン・ジャズ・オーケストラがレコーディングに参加しています。加えて、オーケストラのリーダー、デビッド・マシューズがアレンジを担当。彼はフランク・シナトラなど大物アーティストのアレンジを手掛け、グラミー賞の受賞経験もある大御所です」

イラストは漫画家の石塚真一

 ユニバーサルミュージックの担当者がこう明かす。

「プロデューサーは、オーケストラのメンバーである川島重行さんです。元々、聖子さんと川島さんは親交があり、彼を通じてマシューズにも参加してもらいました」

 聖子サンは1990年に活動拠点を米国に移転。デビューを果たしたが、“果実”を得ることはできなかった。が、その時に知り合った1人が川島氏だったのだという。専門家はどう見るか。音楽評論家の湯川れい子氏がいうには、

「聖子さんの全米デビューは、マライア・キャリーと同じ年という不運もあった。聖子さんは歌唱力には定評があるので、ビルボードのジャズ部門にランクインできるかもしれません」

 3月29日にリリースされるのは通常盤と初回限定盤A、Bの3種類だが、収録曲は同じ。なんとも、彼女らしい欲張りな作りなのである。

週刊新潮 2017年3月23日号掲載

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