女子ゴルフ藤崎莉歩、初Vならず 日本勢“8連敗”

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準Vも初体験(写真はイメージ)

「二度あることは三度ある」とも「三度目の正直」とも言うが、五度も続いたら果たして――。

 高知県・土佐CCで開催された女子ツアー第2戦「第10回 ヨコハマタイヤ PRGRレディス」(優勝賞金1440万円)は、なんと5年連続でプレーオフ決着が続いていた。“六度目の正直”と思ったのか、テレビ東京系列局は、民放のゴルフ中継では珍しい“生中継”を敢行した。

 ところが、結果はあいにく“六度ある”だった。

 今年のプレーオフは、通算24勝のベテラン・全美貞(ジョンミジョン)(34)に、8年目ながらプロ未勝利の藤崎莉歩(25)という好対照な顔合わせに。

 最終日、首位から3打差7位タイでスタートした全は68で首位浮上。1打差2位タイで最終組発進した藤崎は14番まで1ボギーと苦しみつつ、15番で6メートル下り、16番で4メートル、17番でスネークラインの13メートルのバーディパットを3連続で決めて全に並んだ。

「プレーオフは、ジュニア時代を含めて初めてだったので、楽しみでした」

 とは試合後の藤崎。

 だが、プレーオフは1ホール目で全がバーディを奪い、あっさり決着した。

「もう少しやっていたかったですね」(同)

 地上波の中継は、プレーオフ直前に「続きはBSで」と言い残し終了。ファンとしては“もう少しやってほしかったですね”だ。

「これでこの大会は9回中(第4回は震災のため中止)7回が韓国・台湾勢の優勝。ついでに言うと、ツアーは昨年10月以降8戦連続で日本勢未勝利です」(ゴルフ記者)

 九度目の正直、に期待。

週刊新潮 2017年3月23日号掲載

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