盛土問題を生んだ「都庁内の悪しき縦割り」 豊洲問題の真相(2)
前回、豊洲市場問題の隠れた“犯人”として、「民進党(旧・都議会民主党)」の存在を指摘したおときた駿・都議会議員だが、さらなる“犯人”として「都庁」の組織構造を挙げている。一体どこが問題なのか。再びおときた氏の新刊『東京都の闇を暴く』から引用してみよう。
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都の資料を見ると、公式ホームページなどに掲載されている説明図では「盛土」がなされている一方で、技術会議という専門家たちが集まる会議の資料では、建屋の下には盛土が描かれておらず、実態に近いものになっています。...