安倍総理、オフレコ懇談で小池都知事にエールの怪 森友問題で窮地
「安倍首相頑張れ!」と言っているのには、さすがに驚いた
不必要に戦線を拡大しない。旧日本軍の例を持ち出すまでもなく、この鉄則を守ることができずに「戦下手(いくさべた)」は泥沼に嵌(は)まっていく。3期9年の長期政権が視野に入ってきた「戦上手」の安倍晋三総理(62)。果たして、この度の「森友の戦い」をどう乗り切ろうとしているのだろうか。そのヒントは、ある「強敵」との和解演出にあるようだ。
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2月27日の衆院予算委員会で、
「(森友学園の教育は)不適切と思わないか」
こう野党議員に詰め寄られた安倍総理は、昭恵夫人が名誉校長を務めていたにも拘(かかわ)らず、
「適切ではない」
と、答えざるを得なかった。さしもの「一強総理」も後退を余儀なくされるのか――。
当夜、安倍総理は東京・赤坂の中国料理店で、大手報道各社の官邸担当キャップとの完全オフレコ懇談に臨んでいた。その場で、
「民主党政権の時にも、森友学園に文部科学大臣表彰が贈られているんでしょ」
「民主党政権時代の問題はこれからも批判していく」
「この問題を追及しても、民進党の支持率アップにつながることはない」
「内閣支持率にも影響はないんじゃないかな」
こう強がりつつも一方で、
「園児が『安倍首相頑張れ!』と言っているのには、さすがに驚いた」
と、戸惑いの様子も見せたのだった。やはりボディブローを浴び続ければ、効かないわけがないようだ。
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