木村沙織、30歳引退 ちょっと危うい前途

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 アテネ、北京、ロンドン、そしてリオ――4大会連続でオリンピック出場、しかもロンドンではエースとして28年ぶりの銅メダル獲得に貢献した木村沙織(30)が、3月5日の試合を最後に現役を退いた。

「早くも復帰を切望する声が上がっています」

 と大手紙バレーボール担当記者が語る。

「彼女の実力は依然としてトップレベルにありますからね。しかし、本人としては“東京五輪まではもたない”という結論に至ったようです。昨年末に同い年の元バレーボール選手との結婚を発表したこともあり、このタイミングでの引退となったと聞いています」

 さて、気になるのはその身の振り方である。

「バレー選手のセカンドキャリアとして真っ先に思いつくのは指導者。実績では新たに代表監督に就任した中田久美氏(51)に優るとも劣りませんが、天才肌の木村は感覚でプレーしてきたタイプ。しかも言葉で説明することが苦手ですから、人に教えるのは無理そう。集団を引っ張っていくリーダーシップも望めませんしね」

 現役時代は写真集が出版されるほどの人気を博した木村。芸能界はどうか。

「実は彼女は既に、水泳の岩崎恭子さんや元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏らが籍を置くスポーツ系マネジメント事務所に所属しています。しかし、試合後のインタビューで言葉に詰まる場面が数知れずという彼女に、キャスターなんてやらせたら放送事故連発ですよ。やるとしたら、“おバカキャラ”のタレントですかね。それとて単なるおバカじゃ務まりませんが」

 となると、いずれは現役に復帰するのだろうか。

「たしかに、大友愛、荒木絵里香らこの世界では一度コートを離れて戻ってきた選手は少なくありませんが、大抵は計画的に結婚、出産して復帰の道筋を描いてきた。でも、木村にはそういうふしが全くありません」

 ふらふらするのは無回転サーブだけにしてほしいナ。

週刊新潮 2017年3月16日号掲載

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