安倍晋三と林芳正の“因縁”で熱戦 下関市長選
永田町では防戦一方の安倍総理も、地元山口では攻めの姿勢を見せた。
下関市の市長選(5日告示、12日投開票)に、安倍総理の元地元秘書が立候補したのだ。迎え撃つは、同県選出で、安倍内閣で農水大臣を務めた林芳正参院議員が推す、現職市長。事実上の一騎打ちだった。
投開票前、地元紙記者はこう解説していた。
「安倍さんと林さんは、中選挙区時代に互いの父親が激しく争った間柄。そのせいで地元市議会は今も、林派、安倍派に分裂しています。しかし、息子同士は衆参で分かれていたため、自身の選挙で争うことはなくなり、内心はともかく、表向きは協力しあっていたんですけどね……」
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