今井絵理子、バッジ半年でも政策秘書が決まらず

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■いま探しているところ

 現在、今井議員の事務所には公設秘書が2人いる。1人は芸能プロのライジングから移籍してきた第一秘書、さらに前参院議員の事務所から転籍してきた第二秘書だ。スケジュール管理は何とか回せても政策をサポートできる立場ではない。

 前出の自民党の関係者が続ける。

「もともと、今井さんは山東昭子さんが強く推して出馬した経緯があります。それもあって、選挙中から山東事務所のスタッフが助け、当選後も山東さんの秘書が出向のような形で今井さんの事務所を手伝っていたのです。世代も近く、そのまま事務所に入る可能性もあった。ところが、彼女が雇った私設秘書との折り合いが悪く辞めてしまったと言います」

 もともと政策には関心がないから、辞めてもらってせいせいしたということなのか。そこで、「上司」にあたる山東氏に聞くと、

「私が(今井議員の事務所に)秘書を送り込んだなんてことはありませんよ。彼女の政策秘書は、いま探しているところ。それまでは、私の事務所がいろんな形でサポートしているということです」

 一方、今井議員は暗に辞めてしまった人間がいることは認めたものの、

「秘書は辞任したという訳ではなく、あくまで選挙中にお手伝いして頂いたということです」

 との答え。とまれ、このままだと6年間、「良識の府」に胡坐(あぐら)をかき続けるだけ。“先生、先生”と持てはやされ勘ちがいし歳費ばかりを貯め込む“議員病”にかかったのではと、もっぱらの評判である。

ワイド特集「春の嵐おさまらず」より

週刊新潮 2017年3月9日号掲載

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