石田純一と行く相席居酒屋 マジ婚活のアラサー女子に「僕が愛のキューピッドになるね」

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■「僕が愛のキューピッド」

 3組目は記者より年上で、旅行会社勤務のゆきさんと、笑顔がやさしいまきこさん。ともに31歳だが、とにかく力強いのであった。

石田:お二人は、どうして相席屋へ?

2人:そりゃもう、本気で婚活ですよ。

ゆき:先月まで3年間、バンコクにいて。

石田:バンコク! いいところですよね。

ゆき:ブランクがあるから、売れ残っちゃうんじゃないかと焦っちゃって。

石田:いやいや、お二人なら全然大丈夫でしょう。おきれいだし。

まきこ:全然そんなことないです。とりあえず相席屋に行ってみようって。

ゆき:本気で結婚相談所に入会しようか迷ってて。でも、入会金が20万円もするし、一人紹介してもらうたびに1万円かかって、しかもですよ、紹介されて3カ月以内に結婚しなかったら、男性を相談所に返さなきゃならないんです。

石田:その代わりに、身長とか年収とか兄弟姉妹などの家族構成とかがデータ化されているんでしょう? ここならタダだけれども。

ゆき:私、親からのプレッシャーがすごくて、会うたびに言われるんです、「私の友だちは私以外みんな孫がいる」って。もう明日にでも結婚したい。

石田:でも、どんな人がいいとかあるでしょう?

ゆき:もう全然余裕がなくて、親のプレッシャーから解放されたい! そうそう、最近は親同士のお見合いが流行っているんです。結婚させたい子供がいる親同士がお昼を食べながら、先にお見合いするんです。

石田:ホントに⁉ まぁそれもいいけど、やっぱり相性とかは自分の感性で直接確かめたいでしょ。

 やさしく受け答えをする師匠も、「タラレバ娘」の焦りのパワーに押され気味であったが、別れ際、

「僕が二人の愛のキューピッドになるね。いい人が見つかりますように」

 と握手でパワーを送るなんてニクイね、純一! と他人事のように感心しているうちは、記者の腕は上がらないのかもしれないなぁ。

特集「平成の色男『石田純一』と流行りの『相席屋』に行ってみた!」より

週刊新潮 2017年3月9日号掲載

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