今度は“地球型惑星7つ” NASA発表の狙いは
NASA(米航空宇宙局)が2月22日に緊急会見を開く、とアナウンスするや、ネットはざわついた。いったい何を発表するんだ、と。
「そんな中、発表されたのが“地球に似た7つの惑星発見”という研究結果だったのです。いずれも大きさは地球とほぼ同じ、海が存在する可能性もあると言います。水は生命の誕生や存続に不可欠。つまり、地球外生命の存在もありうるわけで、まさに世界的ニュースです」(科学部記者)
地球から39光年離れた恒星「トラピスト1」の周りを回るこれら7つの惑星のうち、3つは水が液体のまま存在しうる「ハビタブル・ゾーン」に位置するという。
それにしても最近のNASAは、たびたび“緊急会見”を開く。昨年5月には1284個の太陽系外惑星が確認されたとして緊急会見、9月には木星の衛星エウロパで水を確認、としてやはり緊急会見を行っている。どうしちゃったの?
科学作家の竹内薫氏は言う。
「いずれもキーワードは“地球外生命”でしょう。厳しい予算削減にさらされている事情もあるのでしょうが、例えば火星探査だと費用面から“別に行かなくてもいいでしょ”と反対する人がいても、生命の可能性の探索となると“おお!”となる。アメリカ人は昔からエイリアン好きですしね」
確かに「宇宙戦争」の昔から、異星人による地球侵略映画は数多い。NASAの狙いも実はハリウッド?