石田純一と行く相席居酒屋 「男は結婚したからって一途すぎてもダメ」看護学部生3人組と相席に

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お父さんより年上で

 ところでこの3人、さっきは好奇心がどうのと言っていたけど、要は、出会いを求めているってことなのか。では、記者の出番?

さやか:私たち、出会いが少なくて。看護学部なので男が少ないんです。

石田:でも、バイト先とかでも出会いはあるでしょ?

さやか:バイト先は年下ばっかり。出会いって、どこにあるんですか。

 そこで記者はすかさず、

「今度、合コンする?」

 と言ってみたが、軽く無視されて、しょんぼり。だがめげずに、純一師匠が何歳に見えるか聞いてみた。

めぐみ:お父さんと同じくらいかな。52とか53?

石田:お父さんの年齢はひとつの基準になるんだよね。付き合うにしても、お父さんより年上はちょっと、とか。僕もみなさんと同じ21歳の女の子と付き合っていたことがあるんです。理子と知り合う前ですよ。そのときもその子に実際より10歳くらい若いと思われてたの。で、あるとき年齢を言ったら相手のお父さんより年上だったんです。結婚とかも少しは意識してたのに、それでうまくいかなくなっちゃった。やっぱりお父さんより年上は無理だって。

さやか:すみれさんより若いということですもんね。

石田:自分は娘より年下でも全然気にならないけどね。でも娘は気にしますね。この前もあるタレントさんとご飯をしてたら、すみれから「ご飯行こう」と連絡がきたので、その場に呼んだんです。そしたら最初は困惑しつつも、少しして「誰よ、この女」って鋭い目で相手を見て、なんと理子に言いつけちゃった(笑)。

 なるほど、相手の話に合わせて自分を自然にさらけ出し、相手を楽しませながら安心させる──。若輩の記者は及びもつかない高等テクニックざんす。そして、最後にダメ押しが!

石田:男は結婚したからって一途すぎてもダメ。ちょっと目移りするぐらいじゃないと、「これからどこ行くの?」「明日はなにをするの?」って、奥さんを拘束しすぎちゃったりするから。そういう意味で、オレはまだまだ現役ですよ。

 めぐみちゃんがそれにピクッと反応! 師匠の話術の前に、記者は出直しを命じられたも同然であった。

 ***

 平成の色男「石田純一」と流行りの「相席屋」に行ってみた!(下)へつづく

特集「平成の色男『石田純一』と流行りの『相席屋』に行ってみた!」より

週刊新潮 2017年3月9日号掲載

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