テレ朝制作部長、不倫で「誓約書」 好調ドラマ部門のトップ
「私、失敗しないので!」という米倉涼子の決めゼリフそのままに、ヒット作を連発し続けるテレビ朝日。だが、わが世の春を謳歌するドラマ部門にありながら、その「トップ」だけは人知れず嵐の渦中に――。数々の人気ドラマをプロデュースする「制作部長」は、一方で、自ら「不倫劇」の主役を張っていたのである。
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「ドクターX」第4シーズンは20%を超える平均視聴率を叩き出した
「誓約書」と題された文書には、以下のような内容が記されていた。
〈黒田徹也と、川崎祥子(仮名)は、お互いに既婚者でありながら、不貞関係にあったことを認めます〉
文書の冒頭にある「黒田徹也」とは、テレ朝のドラマ制作部長に他ならない。
昨年10月期に放映された、米倉主演の「ドクターX」第4シーズンは20%を超える平均視聴率を叩き出し、公開中の「相棒」映画版も大ヒットを記録。絶好調を維持するテレ朝のドラマ部門において、事実上の「トップ」に立つ黒田氏は、三浦友和主演で現在放映中の「就活家族」でもゼネラルプロデューサーを務めている。
そんな彼に降って湧いたのが、「不倫トラブル」(テレ朝関係者)だという。実際に取材を進めると、ある女性の存在が浮上。彼女を直撃したところ、困惑しながらも、
「確かに、私と黒田さんはつい最近まで不倫関係にありました。私にも夫がいるので“ダブル不倫”ということになります」
と、事実関係を認めた。
40代のスタイリスト・川崎祥子さんと、黒田氏との不倫関係が始まったのは2003年7月だったという。
「彼がプロデューサーを務めた『特命係長 只野仁』の収録現場で“今度、ご飯に行こうよ”と誘われたんです。それから数日後に連絡があって、渋谷の鉄板焼き屋で食事をしました。その後、慣れた口ぶりで“近くに和風旅館のようなホテルがあるんだけど、どう?”と誘われまして……。仕事への影響を考えると断り切れず、結局、彼の求めに応じてしまいました」
■「“病気”なんだと思います」
不倫もドラマの肥やし
以降、月に1度ほどのペースで男女の関係が続いていたという。
「私から連絡したことはなく、いつも彼の空き時間に呼び出されました。ほとんどがテレ朝本社に近い、泉ガーデン内の“ホテルヴィラフォンテーヌ東京六本木”。いま考えれば私は“都合の良い女”だったのだと思います。プレゼントを貰ったり、仕事を斡旋されたこともありません。食事をする時は“テレビ朝日2名”で領収書を切っていましたけど……」
だが、事態は今年1月の「電話」で一変する。
「非通知で掛かってきた電話に出たところ、“黒田の家内です。先週、うちの夫とホテルに行きましたね”。明らかに黒田さんの奥さんで“証拠も掴んでいる”と話していました。仕事中だったのですぐに電話を切ったんですが、数日後に今度は黒田さんから着信があった。彼は“妻に全部話しました。電話を代わります”と言うだけで、その後は受話器越しに奥さんから罵倒され続けました。そして、2月に奥さんと2人で話し合うことになったのです」
川崎さんはその場で、不倫関係を絶つことを約束する冒頭の「誓約書」にサインを求められている。
「同時に200万円の慰謝料も請求されました。その間、黒田さんからは何の釈明もありません。それで、“彼に見切られたな”、と。奥さんを傷つけてしまったことは大変申し訳なく思っています。ただ、私をストレス発散に利用して、いざとなったら奥さんの陰に隠れる、彼の男らしくない態度には呆れ果てています」
川崎さんはまだ慰謝料の支払いに応じていないそうだが、この経緯について黒田氏の妻に質すと、
「その方と会って、慰謝料を請求したことは夫にも伝えました。正直、これまで何回もあったんです。新婚1年目から浮気相手に乗り込まれたり、弁護士と一緒に面談を申し込んできた女性もいました。もう耐性が出来ていたんですが、今回の方はあまりにも付き合いが長かったので……。夫は“本当に申し訳なかった”と言ってますが、まぁ、無理でしょうね。女性関係は別人格というか、“病気”なんだと思います」
黒田氏が経費で不倫相手と飲食していた疑惑などをテレビ朝日に問うと、
「現在事実関係を確認中ですが、不正があった場合には社内規定に基づいて対処いたします」
だが、黒田氏ご本人は、
「妻には謝りましたが、(川崎さんには)もう連絡を取る理由がない。あちらの旦那さんから連絡があれば、お話しする必要はあるかもしれませんけど。会社から咎められることはないと思いますよ」
と、反省の色はナシ。米倉演じる天才外科医もさじを投げる「病状」なのだ。
ワイド特集「春の嵐おさまらず」より